この記事でわかること
- SMILE proとは何か、従来のLASIKやICLと何が違うのか
- なぜ今まで日本でSMILE proが受けられなかったのか
- 大阪梅田でSMILE proが受けられるようになった背景
- SMILE pro・ICL・フェムトレーシックの適応の違い
- EGEN VISION CLINICが関西で担う役割
SMILE proとは何か

SMILE pro(スマイルプロ)は、ドイツのCarl Zeiss社が開発した最新の近視矯正レーザー手術です。正式名称は「Small Incision Lenticule Extraction」(小切開レンチクル抽出術)といい、世界80か国以上・累計1,100万眼以上の実績を持つSMILE手術が、最新機器VISUMAX 800によってさらに進化したものです。
従来のLASIK手術との最大の違いは角膜フラップを作らないことです。LASIKでは角膜表面に大きなフタ(フラップ)を作ってレーザーを照射しますが、SMILE proでは約2〜3mmの小さな切開のみで角膜内部のレンズ状組織(レンチクル)を取り出し、視力を矯正します。
SMILE proの主な特徴
① 手術時間が極めて短い
VISUMAX 800のレーザー照射は片眼あたり約8〜10秒で完了します。従来のSMILEと比べて最大3倍のスピードであり、患者の負担が大幅に軽減されています。
② 角膜への侵襲が少ない
フラップを作らないため、角膜の神経繊維の切断が最小限に抑えられます。これによりドライアイのリスクがLASIKより低く、術後の回復も早いとされています。
③ 衝撃への強さ
フラップがないため、スポーツや外部からの衝撃によるフラップのズレリスクがありません。アクティブなライフスタイルの方に特に適した術式です。
④ 精度と安全性の向上
乱視軸の自動補正機能(OcuLign)と眼球中心の自動検出機能(CentraLign)が搭載されており、個人差による誤差を最小化します。
⑤ 翌日からの視力回復
韓国のBGSS眼科の報告では、SMILE pro手術翌日に93%の患者が視力1.0以上を回復、96%が残留乱視0.5D以内という結果が得られています。
なぜ日本でSMILE proがなかなか普及しなかったのか——設備投資の壁と市場構造
韓国・台湾・中国では近視矯正手術としてSMILEおよびSMILE proが広く普及しており、適応を守った安全な施術が日常的に行われています。韓国では「25秒で終わる視力矯正術」として若者を中心に大きな支持を得ており、日本からわざわざ渡航してSMILE手術を受ける方も少なくありませんでした。
一方、日本では薬事承認の手続きに時間を要し、SMILE proを搭載したVISUMAX 800の薬事承認が下りたのは2024年7月のことです。その後、対応機器の導入・術者トレーニングを経て、2025年後半から国内での施術が始まりました。
日本における屈折矯正手術の構造は独特で、ICLが約7割を占める「ガラパゴス市場」とも表現されてきました。なぜこのような状況が生まれたのか。制度的な遅れだけでなく、日本の近視矯正市場が持つ構造的な問題がそこには存在します。
術式ごとの「設備投資」の非対称性
ICLの場合、手術に必要な主な設備は一般的な眼科の手術室で足ります。ICLレンズは患者ごとにオーダーメイドで発注する消耗品であり、機器への大規模な設備投資は基本的に不要です。術者のトレーニングさえ完了すれば、比較的速やかに提供を開始できます。
SMILE proの場合、Carl Zeiss社のVISUMAX 800という専用フェムトセカンドレーザー装置が必須です。この機器の導入には数億円規模の設備投資が必要であり、さらに術者の専門トレーニング・認定取得・施設基準の整備が求められます。
「設備投資不要の高単価手術」という経済的インセンティブ
近視矯正手術は自由診療です。ICLは1件あたりの手術単価が高く、かつ設備投資なしで提供できる。クリニック経営の観点から見れば、参入障壁が低く収益性が高い術式です。この構造が続いた結果、日本では本来SMILE proが医学的に適している患者——中等度近視で角膜に問題がなく、ICLより低侵襲な角膜手術の方が合理的な方——にも、設備投資の少ないICLが選択されやすい環境が生まれてきた可能性は否定できません。
患者さまが知っておくべき重要なこと
誤解のないようにお伝えしたいのは、これは個々の医師の倫理の問題ではないということです。ICLは優れた術式であり、強度近視・角膜が薄い・SMILE proの適応外となる患者さまには最善の選択です。問題は「術式の選択が、クリニックの設備状況に左右される可能性がある」という市場の構造です。
本来、近視矯正手術の術式選択は次のプロセスで決まるべきです。
- 精密検査で角膜形状・角膜厚・近視度数・乱視・眼軸長などを正確に把握する
- 患者のライフスタイル・希望を丁寧に聴取する
- 医学的に最適な術式を選択し、十分なインフォームドコンセントのもとで決定する
しかし、クリニックがICLしか提供していない場合、ステップ3は「ICLにするか、しないか」の二択にしかなりません。提供できる術式の範囲が、そのまま患者さまの選択肢の範囲になってしまうのです。
国際比較で見える日本の現在地
| 国・地域 | 近視矯正の主流 | SMILE pro普及度 |
|---|---|---|
| 韓国 | SMILE / ICL | 高い(早期から普及) |
| 台湾・中国 | SMILE / ICL | 高い |
| 欧米 | LASIK / SMILE | 普及が進んでいる |
| 日本 | ICL(約7割) | 2024年承認・黎明期 |
EGENの立場:3術式を持つことの意味
EGEN VISION CLINICがSMILE pro・ICL・フェムトレーシック Contouraの3術式すべてを提供するのは、「メニューを増やすため」ではありません。どの術式にも経済的な有利・不利なく、純粋に医学的根拠から最適な提案ができる環境を作るためです。
SMILE pro・ICL・フェムトレーシックの違いと適応
近視矯正手術に「万能な一択」は存在しません。患者さまの角膜の厚さ・形状・近視度数・乱視の状態・生活スタイルによって、最適な術式は異なります。
術式比較
| SMILE pro | ICL | フェムトレーシック Contoura | |
|---|---|---|---|
| 手術の種類 | 眼外手術(角膜) | 眼内手術(レンズ挿入) | 眼外手術(角膜) |
| 角膜を削るか | 削る(低侵襲) | 削らない | 削る |
| 主な適応近視度数 | -0.5D〜-6.0D程度(角膜厚が十分な場合) | -6.0D以上の強度近視、または角膜が薄くSMILE proが困難な場合 | -0.5D〜-6.0D程度(不正乱視・高次収差がある場合) |
| ドライアイリスク | 低い | 低い | やや高い |
| 可逆性 | なし | あり(レンズ取り出し可) | なし |
| 手術時間 | 片眼約10秒 | 片眼15〜20分 | 片眼数分 |
| 特に向いている方 | 弱〜中等度近視(-6D未満)・角膜厚が十分・スポーツ習慣・ドライアイ懸念 | 強度近視(-6D以上)・角膜が薄い・SMILE pro適応外 | 不正乱視・高次収差が強い |
※適応は角膜厚・角膜形状・眼軸長など複数の検査結果を総合して判断します。度数だけで術式は決まりません。
「ICLを勧められた方」が確認すべきこと
日本ではICL専門クリニックが増加しており、近視矯正を相談すると「ICLが最適です」と案内されるケースが少なくありません。しかし、次の項目に当てはまる方は、SMILE proの方が医学的により適している可能性があります。
以下に当てはまる方は、SMILE proの適応があるかもしれません。
- 近視の度数が-6.0D未満(例:-2D、-3D、-4D、-5D台)
- 角膜の厚さについて「問題ない」と言われたことがある
- 「ICLしか選択肢がない」と説明を受けたが、そのクリニックにSMILE proの設備がない
- コンタクトが不便で手術を考えているが、眼内手術(目の中にレンズを入れること)に抵抗がある
ICLは優れた術式ですが、-6D未満の中等度以下の近視で角膜厚が十分な場合、角膜手術(SMILE pro)の方が低侵襲で適切な選択となるケースが多いというのが、世界標準の考え方です。「ICLを勧められたけれど本当にそれが最適なのか」と感じている方は、ぜひ一度、3術式すべてを提供するEGEN VISION CLINICへご相談ください。
重要:「ICLが受けられる方でもSMILE proの方が適していることがある」という事実を知っておいてください。どちらが「良い」ではなく、あなたの目の状態に何が最適かを精密検査と丁寧なカウンセリングで判断することが最も重要です。
大阪梅田でSMILE proが受けられるようになった

EGEN VISION CLINICは、大阪市北区曾根崎新地(西梅田・北新地エリア)に2026年春に開院する近視矯正・白内障手術専門クリニックです。関西圏においてSMILE proを提供できる施設は現時点でほとんど存在しません。VISUMAX 800の導入・術者資格・精密検査機器(CASIA2・ARGOS・OA2000)の体制が整った施設として、大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山などの近畿圏全域の患者さまにとって、「韓国に行かなくても、大阪梅田で受けられる」環境をお届けします。
〒530-0002 大阪市北区曾根崎新地2丁目4-1 ホテルマイステイズプレミア内
四つ橋線「西梅田」駅・JR東西線「北新地」駅より徒歩5分
SMILE proに関するよくある質問
Q. SMILE proは痛いですか?
A. 点眼麻酔を使用するため、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。手術中に感じるのは軽い圧迫感程度です。レーザー照射自体は約8〜10秒と非常に短時間です。
Q. 手術後すぐに仕事に戻れますか?
A. 多くの方が翌日から通常の生活・仕事への復帰が可能です。ただし術後の経過には個人差があり、医師の指示に従って段階的に活動を再開していただきます。
Q. SMILE proは何歳から受けられますか?
A. 原則として18歳以上で、屈折度数が安定している方が対象です。通常は20〜45歳の方が適応となることが多いです。角膜の状態・近視度数の安定性・白内障の有無などを総合的に判断します。
Q. 近視が強くてもSMILE proは受けられますか?
A. SMILE proの主な適応は-6.0D程度までです(角膜の厚さによって前後します)。それを超える強度近視の方にはICLの方が適している場合があります。逆に言えば、-6.0D未満の方で「ICLしかない」と説明を受けたことがある場合、SMILE proが適応になる可能性があります。
Q. 乱視があってもSMILE proは受けられますか?
A. 乱視の矯正にも対応しています。VISUMAX 800には乱視軸の自動補正機能(OcuLign)が搭載されており、精度の高い乱視矯正が可能です。
Q. LASIKを以前に受けた目にSMILE proは受けられますか?
A. 原則として、既にLASIKを受けた方へのSMILE proの再施術は適応外です。ご状況に応じて最適な選択肢をカウンセリングでご相談ください。
Q. ICLとSMILE pro、どちらが自分に向いているかわかりますか?
A. 精密検査(角膜形状・角膜厚・眼軸長・前房深度など)の結果と、生活スタイル・ご希望を総合的に考慮してご提案します。医学的に最適な術式を医師がご提案し、十分な説明のもとで最終的にご決断いただく方針です。
Q. 費用はどれくらいですか?
A. 近視矯正手術は自由診療です。詳細は当院の料金ページをご確認いただくか、カウンセリングにてご説明します。
まとめ
- SMILE proは世界1,100万眼以上の実績を持つ最新の近視矯正レーザー手術
- 日本での薬事承認は2024年7月、国内導入施設はまだ非常に少ない
- 大阪梅田・関西圏でSMILE proを受けられる施設は現時点でほとんど存在しない
- EGEN VISION CLINICはSMILE pro・ICL・フェムトレーシック Contouraの3術式を提供
- -6D未満の近視でICLを勧められた方は、SMILE proの適応を確認する価値がある
- 韓国に渡航しなくても、大阪梅田で最新の近視矯正手術が受けられる
EGEN VISION CLINIC(エゲン ビジョン クリニック)|2026年春 大阪梅田 開院
〒530-0002 大阪市北区曾根崎新地2丁目4-1 ホテルマイステイズプレミア内
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